「国語が苦手で全然成績が上がらない」
「国語って勉強のやり方がわからない」
「国語の記述の問題、どうも書けないんだよね」
「小論文を書こうとしても、原稿用紙が全然埋まらない」
そんなお悩み、要約で解決です!
今回は、国語(現代文)及び小論文対策としての要約についてお話ししたいと思います。
与えらえた文章を、指定された文字数でまとめる。
与えられた文章を指定された文字数でまとめる学習方法には多くのメリットがあります。
まず4つのメリットについてご紹介します。
①文章のフォーマットが身につく
教材の文章は多くの場合「お手本」となるような文章です。
しっかり読み、縮小して書くことで、論理的な文章のフォーマットが身につきます。
②筆者の主張・結論部を意識して読解できるようになる
主張・結論が何かということがわかると、文章中に多少不明な部分があっても、大まかな流れが把握しやすくなります。
また、試験問題で「主張は何か」というのは頻出です。(配点も高いことが多いです)
選択式の試験問題の対策にもなります。
③元の文章があるから、小論文・作文より書きやすい
小論文・作文に苦手意識を持っているお子さんに、「○○について書いて」と原稿用紙を与えても、なかなか手をつけることができません。
しかし、「ここに元の文章があるからまとめてみて」というと、多くのお子さんは手をつけることができます。
小論文・作文を書く前段階、と言うことができるでしょう。
④国語・小論文で頻出のテーマを把握することができる
国語でも小論文でも、出題されるテーマというのは限りがあります。
ですから「こういうテーマがあるんだ」と把握しておき、テーマに関する基礎知識を頭に入れておく、という対策が有効なのです。
具体的なやり方は?
以上のようなメリットを踏まえた上で、具体的な話に移ります。
A、元となる文章をどこから持ってくるか
要約をしよう!と思い立ったとき、まず始めに問題になるのが、材料となる文章をどこから持ってくるか、という点です。
既存の問題(問題集、塾の教材、過去問など)のうち、論説文(説明文)の問題本文を使うのがよいでしょう。
物語文では上述の要約のメリットが薄いです。
初見の問題よりは既に解き終わったもの、さらに可能なら、授業等で指導を受けたものがよいです。
B、字数
字数は100字~200字がよいでしょう。
これ以上少ないと、本文中にない言葉を使って言い換える必要が生まれ、楽そうに見えて、かえって難しくなってしまいます。
これ以上多いと、記述が苦手なお子さんには負担になります。
無論題材となる文章にもよるので、多少前後しても構いません。
C、注意点
最大の注意点は「本文中の言葉を使って書く」ことです。
あくまでも文章のフォーマットを掴むこと、頻出テーマを把握することが目的ですから、勝手な解釈を交えてやたらに書き換えてはいけません。
箱庭を作るように、元の文章を縮小するイメージで取り組むと良いでしょう。
「本文中の言葉って言っても、どのあたりを参考にしたらいいの?」こんな疑問をお持ちの方は、筆者の主張・考えの見つけ方(4選)をご参照ください。
D、添削
要約をしたからといって、書きっぱなしになってしまうと、効果が半減してしまいます。
誰か先生などに添削を依頼すると良いでしょう。添削された答案を見て、書き直すのも大切な作業です。
自分に足りない部分が把握でき、徐々に改善することができます。
「お願いできる先生がいない!」
という場合もありうるかと思います。
問題集には、本文の流れがまとめてあるものがありますから、そういったものと対照しながら、要約答案を確認する作業を必ず入れましょう。
週1本程度のペースで構いません。継続が肝心です。国語力アップのために、ぜひお子さんにお勧めください。
LFLの家庭教師では、このような小論文対策としての要約指導も行っています。
お気軽にご相談いただけたらと思います。